★マスコミ業界
日本テレビ放送網(日テレ・NTV) 技術 / よみうりテレビ(YTV) 技術・一般
朝日放送(ABC) 技術 / 毎日放送(MBS) 一般 / 関西テレビ(関テレ KTV) 技術
☆ 総 括 ☆
テレビ局を受けての感想は俺の認識が甘かったということだ。
結局のところ最初に受けた日テレが1番進めたわけだけれども、
最後の方でちょっとした迷いが出てしまった。
テレビ局に対する憧れが強かったけれど、本当に働きたかったのかという迷いだ。
いまさら、こんなことを書いても負け犬の遠吠えにしかならないが
俺はマスコミを目指すほかの人に比べて情熱がなかったのは確か。
単なるテレビの中の世界への憧れだけだったのかもしれない。
選考が進むと志願者同士の仲がよくなって世間話をするようになるのだが
どうも俺の中には彼らほど世間に対して伝えたいんだ!
っていう情熱がなかったように思える。
この業界を目指すには運と実力も必要だがそれをはるかに上回る情熱が必要なんだと感じた。
日本テレビ放送網
<技術>
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12月中旬頃にエントリー
エントリーの内容は「10年後のテレビについて」
エントリー受付という名目で全員に面接が行われた模様。
1月9日、もしくは10日から自分の希望日時を選択。
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1月9日:1次面接
場所はグリーンパレスの地下。
面接官3対1の個人面接で持ち時間は4分。
「志望理由・情報知能工学科ってどんな学科なのか・卒論・読売テレビのイメージ」
最後のテーマ何か間違えている気がしますが楽しく話せば大丈夫っぽいです。
1月11日 10時にWeb上で合格発表
・
1月12日:筆記試験(約170名)
場所は前回と同じグリーンパレスの地下。
試験内容は英語30分と一般常識の60分の計90分前半戦と専門科目の90分の後半戦。
英語:TOEICよりも簡単だけれど時間なさ過ぎ。
一般常識:ありえない。特に国語系・歴史系。自分に少しガッカリ。
専門:電気回路とか情報の問題とか・・・微妙にマニアック。
論述はサッカーの審判を自動システムにするために必要なものは何?
結果は1月13日に電話で通知
おそらく5〜6割くらいの感覚で大丈夫。
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1月15日:2次面接(約70名)
場所は本社。ようやく中に入れることになる。
2次面接だけでなくES的なものを書かされる。
課題的な題目は「最近見た番組で印象に残ってるもの」
日テレに対して否定的な事を書いても大丈夫。とりあえず論理的に。
面接は10分間で5対1の面接。
・人生において就職とはどんなものですか?
・志望理由は?
・どうして関西圏じゃなくて首都圏?
・テレビ局のことはどうやって調べてる?
・どんなところが素晴らしいと思いますか?
・バイトは何してる?
・テレビ見ていて、スゴイと感じたようなことはありますか?
・それはどんな番組ですか?
・研究テーマを素人でも分かるように説明してください
楽しく会話。ここを通過できた理由は意外な事を答えたからだと思う。
テレビを見てすごいと思ったこと?に対して技術的な事を答えずに
「ドーバ海峡横断部です!彼らの行動力はすごいです」と真面目に答えたこと・・・
面接官の方笑ってたね。でもこれで印象に残ったこと間違いない。
結果は1月16日に電話で通知
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1月18日:3次面接 etc...(24名)
朝10時に本社に集合。結構診断があるので前夜22時から絶食。
健康診断の内容は検尿・レントゲン撮影・視覚検査・聴覚検査・身体測定・心電図・採血
昼ごはん後に適正試験。
適正試験に引き続いてクリエイティブテスト。
制限時間は4分で問題が6問。
内容はホッチキスとキリギリスの共通点をユニークに出来るだけ述べよ 等
この後はグループワーク、6人のグループに分かれて制限時間は90分。
お題は「デジタル放送が10倍楽しくなるリモコンを提案せよ」
90分の製作時間が終わったら面接官の前でプレゼン*2回
この後にさらに面接があるというのに結構お疲れ気味。
面接ではすごく偉い人って感じの人が5人並んでる。
結構痛いところ突かれた・・・
さすがマスコミの方達です。話すことに対して裏をとられまくりな感じ。
この面接の待ち時間を利用して生放送のスタジオ見学。
サブ等も見せてもらう。これは純粋に楽しめた。
これだけでもここまで残った価値があった。
19時過ぎに解散・・・拘束時間9時間以上でした。
合格発表は22日の18時まで・・・ここで敗退。
ここの合格者がほぼそのまま内定者になった模様。
よみうりテレビ
<技術>
・
12月上旬頃にエントリー
・
12月中旬に社員の方との面談
特に先行とは関係ないとの事・・・だが実際は分からず。
2Fの喫茶店で人事部の方2人と技術の方1人の3人対こちらが2人の面談。
時間は45分程度。楽しく話しましょう。
・
1月上旬に課題発表締め切りは1月23日 (1次選考)
課題内容1
デジタル技術を使って、よみうりテレビで実現させたい新しいサービス
の形を具体的に説明してください。(200字以上400字以内)
課題内容2
よみうりテレビでやってみたい仕事、興味のある仕事は何ですか。
(例/技術開発・カメラ・音声・照明など)(50字以内)
課題内容3
大学(院)での専攻内容をわかりやすく説明してください。
(200字以内)
課題内容4
よみうりテレビへの志望度はどれくらいですか。(100字以内)
(例/メーカーが第一志望だがその次に考えている。など)
課題内容5
自己PRがあればお書きください(200字以内)
結果は1月30日に合格者のみにメールで通知。
自分の思いを熱く書きましょう。
・
2月2日:技術見学会(2次選考 100名弱)
2/1とあわせて2日間開催される。
両日ともに50名おらずいきなり100名未満に切り捨てられている事には驚く。
前半はテレビ局の仕事についての説明。
楽しい。デジタル技術の規格の話になったり物凄く興味深い。
説明が終わった後は見学会。
スタジオ・マスタ・サブ・中継車等々を見てまわる。
しかも細部にわたって説明つき。
ものすごく興味深い。
しばしの休憩の後質疑応答タイム。
特にこれ!って言うのはなかったんだけれど、
質問した人の名前を前で控えてるっぽかったので搾り出して一つしておく。
この質疑応答が終わったらESの記入。
A4用紙の裏面に今日感じたこと思ったことを自由に書いてください!ってことらしい。
で、その内容で選考をするらしい。
結構辛いがとりあえず自分の思いを熱くA4一杯に書く。
まぁ、これくらいすぐに書けないとテレビ局の仕事は出来ないということだろう。
結果はこの日の夜に電話にて通知。
・
2月5日:1次面接(3次選考 例年30名程度)
昨年の面談と同じ2Fの喫茶店での面接。
3対3で10分程度。
はっきりといって面接という雰囲気ではない。
軽い雰囲気に飲まれた感じでいらんことまで喋ってた気がする。
でもって反則だな〜って思う質問が
「テレビ局がダメだったらどうするの?」ってやつ。
結果はこの日のうちに合格者だけに合格。
もちろん不合格・・・次の回は筆記試験。例年15〜20名程度。
この時に一緒だった人3人とも不合格。
で、この時に聞いた情報だとこの面接を受けずにパスしている人もいてるみたいで・・・
なんだかちょっと微妙な感じだけど、まぁ仕方がないね。
よみうりテレビ <一般>
・
12月上旬頃にエントリー
・
12月中旬に社員の方との面談
特に先行とは関係ないとの事・・・だが実際は分からず。
2Fの喫茶店で人事部の方2人と技術の方1人の3人対こちらが2人の面談。
時間は45分程度。楽しく話しましょう。
・
1月上旬に課題発表締め切りは2月13日 18時(1次選考)
課題は以下の2つ
-どっちの料理でショーならぬどっちのテレビ局でショーで局同士を対戦させる
-新しい税金を考えてください
噂によると全員通過という話もあるので特に気にする必要が無いかも。
##のちの選考に影響するかもしれないけれど・・・
結果発表は2/14。
面接日が大阪・東京で相当あったので、やはり全員通過の可能性大。
・
3月1日:1次面接(2次選考 おそらく2000人超)
YTV本社で行われた。
面接は2対2の集団面接。
時間は2人で10分程度。
30秒の自己PR → 希望職種を一言で → 履歴書に沿って面接。
雰囲気はそれなりに和やか。
自分に対する質問が少なくても落ち込む必要なし
合格発表は7日中でメールで合格者のみに連絡。
メール到着時刻は22時16分。最後まで希望を捨てずに。
・
3月11日:筆記試験(3次選考 500人以上と推測)
会場はツイン21 MIDタワー20F 貸し会議場
試験は2科目。
-通常の一般常識試験(問題数がやたら多い)
-YTVオリジナルの試験。
1つ目は全部解かなくても大丈夫。
ある一定以上クリアできていればミスを少なくする方が重要っぽい。
YTVオリジナルの問題は対策して解ける問題ではない。
競馬からパチスロやらテレビ・・・
そして歴史や現在の世界情勢と幅が広すぎる。
そしてこの時に話題となり始めていたt.A.T.u.に関する問題も・・・
日頃からどれだけ雑学に注意を払っているかで勝負が決まる。
結果発表は13日の16時までにメールで合格者のみに通知。
メールが届いたのが16時10分。
やっぱり最後まで希望を捨てずに。
・
3月15日:面接・プレゼン・グループディスカッション(4次選考 約200名)
YTV本社で行われた。
まず最初に面接とプレゼン。
プレゼンを終えてからそのまま面接となるパターン。
プレゼンは約2分。
プレゼンテーマは以下の4つから選択(内容は前回の合格時に通知される)
-関西から発信する新しいかたちのニュース番組企画について
-デジタル化に伴う、よみうりテレビの新しい収入源について
-スポーツファンだけでなく、幅広い年齢層に支持されるスポーツ番組企画について
-この4月にスタートさせる、視聴率の取れる、今までにない新番組の企画について
後半はグループディスカッション@6名
テーマは以下の2つ
-女性専用車両の是非について
-安室 奈美恵(漢字あってるかな?)を再びトップスターにするには何が必要か
この時に人事の人に話を聞いたところによると
この選考は3日間用意されていて(希望日を自分で選択する)
初日の午前が一番優しい面接官だそうだ。
課題を考える時間が少ないことに対する処置らしい。
合格者のみに3月18日に連絡・・・敗退
朝日放送 <技術
>
・
1月上旬頃にエントリー
・
2月10日消印有効:エントリーシート提出(1次選考)
ES内の課題としては自己PRと
放送技術の将来について知っていることや、
自分の力を発揮してみたい分野についての記述。
ここで相当数絞られるので要注意。
2月17日にWebを通じて合格発表。
・2月22日:1次面接(2次選考 約100名)
ABC本社で行われた。
一人10分前後の個人面接。
ESを中心に当たり障りのない事を聞かれる。
しかし、爆弾的な質問を1つされた。
「この研究はメーカとかじゃないの?」
これに対する答えを用意しておかなかった自分が悪い。
例年この面接通過できるのは10数人。
少しのミスが命取りになる。
結果は23日17:00〜20:00に合格者にだけ電話 → 敗退
毎日放送 <
一般>
・
1月上旬頃にエントリー
・
2月6日必着:エントリーシート提出(1次選考 約6500人・人事談)
ESの内容
-MBS志望の理由
-1番関心のあること
-学生時代に力を入れたこと
-このESの裏面を使って自己PR(用紙サイズはA4)
表面は一般的過ぎるので特に差はつかないと思われる。
勝負は裏面だろう。
下手な事を考える前にとりあえず目立つことが重要だと思う。
カラー印刷で写真やイラスト等をガンガン入れるべし。
相当数ここで落とされるので他人とは違うことをするように心がける。
2月22日にWebで結果発表。
・
3月4日:1次面接(2次選考 約400名)
梅田スカイビルで行われた
一人約7分の個人面接。
ESとは関係のない、持参した履歴書による面接。
履歴書からの質問なので特に苦労することも無い。
しかし、大学の研究を説明する時に相手が文系の人っていうのが私にとっては痛かった。
技術的な話を分かってもらえない・・・
そして「ん?」って顔をされるから
技術的な話のレベルを下げると
当然、話の中身も薄くなってしまう。
理系の人はこのあたりに対策を練っておいた方が無難。
結果は3月7日に合格者にもに電話で連絡 → 敗退
関西テレビ <技術>
・
1月下旬頃にエントリー
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3月3日必着:エントリーシート提出(1次選考)
ESの内容
-デジタル放送が当たり前になるであろう10年後、
大学生に大人気の番組内容を予測してください。
例年ESは全員通過という噂がある。
なのでそれなりにチャチャっと書けばいいんじゃないでしょうか?
翌週くらいに合格者のみに次回選考への案内の葉書が到着。
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3月16日:筆記試験(2次選考)
天満研修センターで行われた。
筆記試験はKTVオリジナルの問題。
制限時間は30分。
相当幅広い問題が出る。
モー娘。のことから関テレ制作の番組について、
そして歴史と時事問題。
対策しても解ける問題とはとても思えない。
最後に記述問題有り。
-ユビキタスとは何か?
ちなみに前日の問題ではIP電話とは何か?が出題される。
この関西テレビの筆記試験は1日に何回か行われるが
その日の問題は全て共通となっている。
つまり午前中に知り合いが受けて問題を聞けば午後の人はかなり有利になる。
3月19日にWebで結果発表
・
3月25日:1次面接(3次選考)
関西テレビ1階のホールで行われた。
ブースが16個並んでるのは結構迫力がある。
この光景は毎年恒例のことらしい。
個人面接で時間は10分間。
特にこれといったことがあるわけでもない。
自己PR・どんなことをしたいのかということ・等
ESに書いたことに関する質問がいくつか。
人事の人によれば技術系はここで相当落とされるとのこと。
雰囲気的に合格者は20人〜30人程度?
結果は3月26日にWebで発表 → 落選